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OGAWA RYO

写真とは、ファインダー越しに見る景色と自分の間に現れた何らかの感情を四角に切り取り、視覚的に表現すること。
時の波に揺られ、絶え間なく流れる今を、目前の景色をフィルムに焼き付ける。無機質なデータの域を超え、フィルムというリアリティがそこにある。撮り終えたフィルムには、過去の瞬間が詰まった、得体の知れない物体になる。現像するまでの間、ケースに入れたフィルムをポケットに入れて握ったり、机に置いてふと眺めたりしながら、切り取った現象を見たいという未来への衝動が湧き起こる。
だから写真を撮り続けているのだと思う。
「あなたがすることのほとんどは無意味であるが、それでもしなくてはならない。そうしたことをするのは、世界を変えるためではなく、世界によって自分が変えられないようにするためである。」
−マハトマ・ガンディー
小川 諒
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